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番組紹介

この番組はメインパーソナリティにバグース長谷川、そして静岡文化芸術大学政策学部教授 梅田英春氏と共に浜松市の音楽文化発信と、世界の音楽を学び、理解し真のグローバル創造都市・浜松市を目指します。
創造都市ネットワーク音楽部門に浜松市が参加している意味と役割、そのネットワークを組む地域や国々の音楽文化を紹介、再確認、再発見、世界音楽の祭典in浜松に向けてFMHaro!発信で盛り上げて行く番組です。
音楽紹介、ゲストコーナー、民族楽器や伝統音楽等の紹介などなど内容盛りだくさんです!

メッセージ

sekaon@fmharo.co.jp

パーソナリティ紹介

  • バグース長谷川

    バグース長谷川
    Bagoose Hasegawa

  • 梅田 英春

    梅田 英春 Hideharu Umeda



番組からのお知らせ

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第50回 オルガンにフォーカス Part.1 (2017年3月17日放送)

2017.03.17

オルガンというとどんな楽器を思い浮かべるでしょうか?クラシックマニアの方であればやはり壮大なパイプオルガン。またご年配の方であれば、学校の音楽室にあった足踏みオルガン(リードオルガン)、また若い方はロックやジャズで使われるオルガンなどをイメージする方も多いでしょう。

まずパイプオルガンですが、浜松には三つのパイプオルガンがあるのをご存知でしょうか?まずは浜松駅前のアクト中ホール、そして浜松市福祉交流センター、もう1つは天竜川沿いに在る龍山森林文化会館です。

リードオルガンは浜松の楽器産業の礎となった楽器です。浜松に本社を置くヤマハはこの楽器の製造から誕生し、その後ピアノをはじめ様々な楽器を作るようになったのです。

ということで今回は、パイプオルガンとリードオルガン、そして手回しオルガン、自動オルガン、ハモンドオルガンなど歴史的な側面を紹介したいと思います。

1)J. S. バッハ 《トッカータとフーガ》BWV565より〈トッカータ〉
バロック時代、パイプオルガンの代表的な作品をたくさん作曲したことで知られるバッハ。この曲は、世界的に知られる代表的なオルガン曲。

2)J. S. バッハ モテット《主よ人の望みの喜びよ》
オルガンは1つの音に1つのパイプがあるとは限らず複数のパイプをもち、ストップと呼ばれるレバーでパイプを切り替え、そのパイプごとに独特の音色を出すことができる。
1)と同じ楽器を使ったこの曲では、まったく異なる音色を奏でていることがわかる。

3)讃美歌《神の御子は今宵しも》
すべての教会がパイプオルガンを所蔵しているわけではなく、19世紀後半にはリードオルガンが教会の中で使われるようになり普及していった。日本でもこのリードオルガンが明治時代に輸入され、各地で使われるようになった。

4)小学唱歌《仰げば尊し》
ヤマハが大正期に製作したオルガンによる演奏。浜松市の楽器博物館でこの楽器を見る ことができる。

5)インドのハルモ二ウムの演奏
イギリスからインドに輸出されたリードオルガンは、ハルモ二ウムとよばれる独特な楽 器に変容した。

6)ワイル《三文オペラ》から
ヨーロッパでは手回しオルガンが大道芸の人々の間に広がっていく。

7)オランダの自動楽器のオルガンの響き
オルガンは自動楽器として大道で演奏されたりしている。ヨーロッパの人々にとってオルガンは親しみ深い音であり、教会だけでなく路上でも演奏されるなじみ深い音といえるだろう。

8)Jimmy Smith 《Cat》
1930年に生まれた電気オルガンは、1940年代にジャズの世界に取り入れられていく。この後、ジャズ、ロックの世界にオルガンはなくてはならない楽器へと変わっていく。

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第48回 ハノーファー・ドイツへ行こう Part. 1 (2017年3月3日放送)

2017.03.03

ゲスト:高岡智子さん(静岡大学情報学部 講師)

ハノーファーは浜松と同様に、ユネスコの創造都市(音楽部門)に選ばれているドイツ北部の街。今回と次回は、そんなハノーファーの音楽や音楽政策を静岡大学情報学部の高岡智子先生をゲストに迎えて紹介します。実は、ハノーファーは録音産業と深く関わりがある街。レコード、CDなどはこの街から生まれたのです。またジャズ、合唱、世界音楽のフェスティバル、作曲コンクール、バイオリン国際コンクールなどが行われています。

1)ハノーファーの標準ドイツ語とバイエルン訛りのドイツ語の違い
ハノーファーで使われるドイツ語は標準語とされている。地域によるドイツ語の発音・抑揚は異なっており、バイエルンの方言は舞台の言語のようにも聞こえる。

2)Milou & Flint / Excude-moi(2016)
Mikou & Flintは昨年11月に浜松で行われた世界音楽の祭典で来日した男女のユニット。ドイツ語で軽快なポップを歌うハノーファー出身のグループ。

3)1899年のレコード録音 Dudley / Just Supposed
19世紀末のレコード。レコードはハノーファー出身のベルリナーの発明によって作られた。

4)Les Yeux d'le Tete / Profitoonseu! (2012)
1995年から続くハノーファーで行われている世界音楽の祭典。世界中からさまざまなグループが参加している。このグループはフランスのグループだが、ジプシー系のブラス音楽を奏でている。

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第47回 みんなで踊ろう! (2017年2月24日放送)

2017.02.24

浜松で毎年3月に行われている「がんこ祭り」をご存知でしょうか?「がんこ」とは遠州弁で「ひじょうにすばらしい」という意味。ということで、今回はがんこ祭りと関係のある「みんなで踊る」音楽にフォーカスします。
がんこ祭りは、都市型祭礼のひとつ「よさこい系芸能」といわれるもので、地域の活性化、町おこしなどの目的で戦後につくられたお祭り。いわゆる神事などと関わる「祭礼」とは異なります。

1)Rejang Dewa (バリ島のガムラン)
寺院の祭礼で降臨した神々に対して女性たちが集団で踊る舞踊ルジャン。そのときに演奏される一曲。所作にゆるやかな決まりはあるものの、自分の神への思いを表現することから、全員の所作がぴったり揃う必要はない。この舞踊を見ているのは神々ではないからだ。神にささげる奉納舞踊といってもいいだろう。

2)よさこい節
高知の民謡として古くから知られる。「よさこい祭り」の起源はこのよさこい節の名称と深い関係がある。1954年にこの民謡の名称に基づき誕生した都市型祭礼が「よさこい祭り」だ。その後、1990年代にこれをもとにしたYOSAKOIソーラン祭りが札幌で生まれた。

3)よさこい鳴子踊り(くるみドラとよばれるグループによる編曲)
よさこい節をもとにして、武政英策が1954年に作曲した曲。よさこい祭りでは重要な曲である。現在、この曲は舞踊のグループごとにさまざまな編曲が行われている。鳴子とは、もとは稲を食べないように鳥を追い払うための音具。

4)浜松市「がんこ祭り」の音楽 《がんこ》
浜松の総踊りで用いられる曲「がんこ」。浜松がんこ祭りでは、踊り手は鳴子に限らず、他の音具、楽器を持つことが推奨されている。楽器の街ならではの特徴ともいえよう。

5)日出克 / ミルクムナリ
沖縄のエイサーもその起源は旧盆に戻って来る祖先の霊に対して踊るもので、ぴったりそろえる必要はなかった。しかし戦後、青少年育成のためにコンテストが始まることで、観客のまなざしを意識してそろえて踊るようになった。現在では運動会などで行われるエイサーの定番曲がミルクムナリ(「弥勒が踊る」の意)である。曲はニューウェーブ風である一方、八重山方言で歌われている。

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第46回 騒音・雑音・ノイズでGO!  (2017年2月17日放送)

2017.02.17

音楽で用いられる音は、誰もが疑うことなく「楽音」だったものが、20世紀初頭、イタリアからはじまる未来派の運動の中で、非楽音=雑音を音楽に取り入れるさまざまな芸術運動が始まった。これを出発点にアメリカでも騒音、雑音、ノイズというものが見直され現代音楽の中に取り入れられた。こうした現代音楽の新しい音楽運動は、ロックミュージックの中に受け継がれ、1960年代から生活音、雑音、ノイズなどをロックのミュージシャンたちは自分の作品の中に取り込んだ。今では「楽音」だけが音楽に用いられる素材ではなくなったが、その音楽の歴史を駆け足で紹介する。

1) Rou Leed / Metal Machine Music Part 1 (1975)
ルー・リード自身が「唯一リスナーを攻撃するレコード」として2枚組で発売。すべての面がノイズミュージックでPart 4まである。

2) ルロイ・アンダーソン《タイプライター》(1950)
戦後の冗談音楽の作曲家として有名なルロイ・アンダーソンは、楽器が奏でる「楽音」ではなく、楽器以外の音、いわゆる非楽音を使う。この曲では実際のタイプライターを使用している。

3) ルイージ・ルッソロの創作楽器イントナルモーリに音
20世紀初頭、近代文明の産物としての機械の音を取り入れ、過去の芸術を破壊する運動がイタリア起きるが、その中でルッソロは機械音を出す楽器を創作した。 ブザー音、遠吠え音、ぱちぱちと音を立てる音を紹介。

4) ジョン・ケージ《プリペアードピアノのためのソナタ》より
  ピアノの弦と弦の間に釘や消しゴムなどを挟み、ピアノの音ではなく、打楽器として使用し、演奏した作品。ピアノがピアノではなくなる。

5) 一柳 慧 《ピアノ音楽 第7》(1961)
ピアノの鍵盤を打鍵するだけでなく、弦をひっかいたり、たたいたりしてあえて雑音を出す作品。

6) The Beatles / Revolution 9 (1968)
ビートルズがホワイトアルバム(通称)の中で行っている実験音楽。クラシックでは、シュトックハウゼン、ブーレーズなどが行っていたいわゆるテープ音楽がロックで初めて用いられた作品。

7) Frank Zappa / The Mothers of Invention / Nasal Retentive Calliope Music(1968)
  ビートルズの名盤:サージェト・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドのパロディ的作品。サイケデリックでポップな曲と、ミュージック・コンクレート等による実験的サウンドがバランス良く混ざり合った作品の中の1曲。

8) Pink Floyd / Alan's Psychedelic Breakfast(1970) 
ピンク・フロイドのアルバム:原子心母の中に入っている作品。アラン氏が朝起きてからのさまざまな生活の様子が表現されているサウンドスケープ作品。

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第45回 イタリア・オペラの楽しみ方

2017.02.10

ゲスト:高田和文さん(静岡文化芸術大学副学長、芸術文化学科教授)

クラシックのジャンルに分類されるオペラというだけで「難しい」「敷居が高い」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか?確かに日本においては「オペラ」という言葉は知っていても、それを劇場やホールなどで鑑賞したことのある人は少ないはずです。オペラはその舞台装置も大掛かりで、主演者も多いことから決してチケット代も安くはありません。
オペラとはセリフではなく、歌で進行する演劇です。イタリアはそのオペラの本場です。オペラが誕生したのもこの地なのです。今回はイタリア舞台芸術の専門家である高田和文さんをお迎えして、イタリア・オペラの楽しみ方を語っていただきます。このお話を聞けば、きっと興味を持っていただけるはず。

1)プッチーニ オペラ「トスカ」よりアリア〈歌に生き愛に生き〉歌:マリア・カラス
20世紀最大のソプラノ歌手といわれるマリア・カラス。この曲は、愛する男性のために葛藤する場面で歌うため、声を張り上げるというより、つぶやくように歌われる。

2)ヴェルディ オペラ「リゴレット」よりアリア〈女心の歌〉歌:ルチアーノ・パヴァロッティ
プレイボーイであるマントバ公爵が歌うアリア。「女心は移り気だ」と歌うが、実は、プレイボーイである移り気な自身を歌っているともいえる内容。

3)アンドレア・ボチェッリ / 君と旅立とう
オペラにも出演する盲目の歌手。この曲はサラ・ブライトマンが歌うTime to Say Goodbyeという英語タイトルで有名だが、原曲はイタリア語。オペラ歌手でありながら、こうしたポップな歌にも取り組んでいる。

4)ミルバ / 帰れソレントへ(ナポリ民謡)
クルト・ワイル「三文オペラ」などのブレヒトソングを歌う歌手として有名。そうした活動を経て、ナポリ民謡を歌う。

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